用語辞典・エラー・運用

リンクダウン

リンクダウンとは

リンクダウン(link down/リンク・ダウン)は、有線または無線の通信リンクが成立しておらず、そのインターフェースでフレームを送受信できない状態です。

有線LANならケーブルの信号や自動交渉、Wi-Fiならアクセスポイントとの接続確立ができていない状態が中心です。IPアドレス、DNS、インターネット到達性は、リンクが上がった後に確認する別の段階です。

リンクアップは、その接続区間でフレームを交換できる状態を示します。Webページが開くことや、インターネットまで届くことは保証しません。

端末からローカルルーターまでを近い順に確認する物理リンク、インターフェース、接続確立、認証、アドレス取得を分ける
パソコンからEthernetまたはWi-Fiでローカルルーターへ接続するまでを、ケーブル、インターフェース有効化、無線LANへの接続、認証、ローカルアドレス取得の段階に分けたピクトグラム図解
図1リンクダウンは端末に近い接続区間の状態です。リンクアップ後にIP設定、ゲートウェイ、インターネット到達性を別々に確認します。

リンクが上がらないときの確認

ケーブルと電源信号が物理的に届くか

リンク表示灯、別のケーブルやポート、コネクター、相手機器の電源を確認します。

インターフェースOS上で有効か

管理上の無効化、ドライバーエラー、機器認識、省電力設定を確認します。

有線の自動交渉速度と通信方式を合意できるか

両端の対応速度、固定設定の不一致、品質の悪い配線を確認します。

Wi-Fiへの接続アクセスポイントと関連付けできるか

SSID、電波強度、認証、アクセスポイントの稼働を確認します。

リンクアップ後IP・DNSは次の段階

リンクが上がっているのに通信できない場合は、IPアドレス、経路、DNSを調べます。

有線とWi-Fiで観測点が違う

Ethernetはコネクター、リンクパルス、通信速度と全二重・半二重の自動交渉、スイッチのポート状態を見ます。Wi-Fiはアクセスポイントの検出、接続確立、認証、暗号鍵、信号・電波干渉を見ます。どちらもインターフェースが有効でも、IPアドレスを取得する前は上位通信ができません。

USB接続アダプターやドックでは、物理接続に加えてドライバーや給電状態も確認します。表示アイコン一つだけで判断せず、インターフェース別のリンク・アドレス・経路を確認します。

近いところから一段ずつ試す

  1. リンク状態を確認するケーブル・無線・インターフェースのup/停止を見ます。
  2. ローカルアドレスを確認する期待プレフィックス、重複、DHCPリースを見ます。
  3. 既定ゲートウェイの近隣機器を確認するARP・NDPが解決しローカルルーターへ届くか調べます。
  4. 同じLAN内を確認する他端末・ルーター管理面への到達でローカル範囲を確定します。
  5. その後インターネット側を調べるWAN、ISP、DNS、外部サービスへ進みます。

再起動の前に状態を残す

再起動で直ることはありますが、リンク状態、取得アドレス、ゲートウェイ、Wi-Fiの接続状態、システムログを先に記録すると再発原因を追えます。設定の初期化やネットワーク削除は認証情報を失うため、最後の手段にします。

リンクダウンは、端末と直近の相手機器との通信リンクが成立していない状態です。有線の信号と自動交渉、Wi-Fiの接続確立、インターフェースの有効・無効を確認し、リンクアップ後のIP・DNS・インターネット到達性と混ぜません。

Wi-Fiの接続・認証基盤:IEEE 802.11/Ethernetのリンク標準:IEEE 802.3

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