用語辞典・エラー・運用

インターネット未接続

インターネット未接続とは

インターネット未接続(no internet access/ノー・インターネット・アクセス)は、端末がローカル接続を持っていても、インターネット上の接続先へ到達できない状態です。

端末からルーターまでは通信できても、デフォルト経路、ルーターのWAN側、ISP、上流の経路制御、DNS、キャプティブポータル(認証画面)、ファイアウォール、接続先サービスのどこかで止まります。

「インターネット上の複数の接続先へ届かない」と「一つのサイトだけ開かない」を分けます。複数の独立した接続先・プロトコルで範囲を確認してから結論を出します。

ローカルルーターまでは緑、その先のどこかで経路が切れるゲートウェイ、公開IP、DNS名前、サービスポート番号の順で到達範囲を狭める
端末とローカルルーターの接続は成功している一方、ルーターのWAN側、ISP、インターネット、DNS、キャプティブポータル、ファイアウォールの候補で外部到達が止まる様子を示すピクトグラム図解
図1一つ前の段階が成功した事実を積み上げると、「全部だめ」という曖昧な症状を特定層へ絞れます。

到達性を段階確認する

ローカルゲートウェイ端末からルーター

未到達ならリンクダウン、アドレス、ローカル経路を調べます。

WAN・ISPルーターから上位回線

WAN側のアドレス、接続セッション、回線側のリンク信号、デフォルト経路を確認します。

公開IPアドレスDNSを使わない外部到達

複数の宛先で経路・パケット損失を確認します。

DNS名前解決

IPアドレスでは届くのに名前だけ失敗するなら、DNSエラーを調べます。

接続先サービスHTTPSなどのプロトコル

ポート番号、TLS、プロキシ、ファイアウォール、接続先の障害を確認します。

「pingできない」だけで未到達にしない

ICMP応答確認をフィルターする正常なサーバーもあります。pingは一つの確認要求で、DNS問い合わせ、TCP・QUIC接続、TLS、HTTP応答など実際に使うプロトコルと合わせます。

tracerouteの途中中継点が応答しなくても、その先へパケットを転送している場合があります。最後の到達性と経路変化、複数時刻を見ます。

キャプティブポータルと部分障害

公開Wi-Fiではネットワーク参加後、利用規約への同意やログインを完了するまで外部通信を転送・遮断するキャプティブポータルがあります。OSの接続確認ページ、端末時刻、HTTPS通信を無理に転送していないかを確認します。

IPv4だけ成功・IPv6だけ失敗、Webだけ成功・メールだけ失敗、特定CDNだけ失敗という部分障害もあります。アドレス系統、プロトコル、宛先を一つずつ変えて比較します。

利用者側と提供者側の証拠を残す

発生時刻、端末・ルーターのアドレス、WAN状態、成功した最後の中継点、DNS結果、複数端末・別回線での再現、ステータスページを記録します。再起動前の情報がISPや運用者の切り分けに役立ちます。

インターネット未接続は、ローカルネットワークへ接続した後の外部到達失敗です。ゲートウェイ、WAN・ISP、公開IP、DNS、サービスの順で成功範囲を積み上げ、全体障害と特定宛先・プロトコル障害を分けます。

Internet Control Message Protocolと到達不能通知:RFC 792/IPv6 ICMP:RFC 4443

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