用語辞典・SIM・モバイル通信

MNP

MNPとは

MNPは、携帯電話番号を原則そのまま維持して、契約する通信事業者を変更する制度です。正式名称はMobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)で、一般にエムエヌピーと読みます。

現在の事業者を移転元、新しく契約する事業者を移転先と呼びます。移転先で本人確認と契約を行い、番号の経路制御情報を更新して、新しいSIM・eSIMで同じ番号を使えるようにします。

持ち運べる中心は電話番号です。事業者メール、料金計画、割引、点、端末データ、留守番電話設定まで一式移る制度ではありません。

本人確認と移転承認を経て、同じ電話番号の経路制御先を新事業者へ切り替える新SIMを開通し旧SIMを停止しても、番号以外のサービスは個別に移行する
利用者が旧事業者から新事業者へ同じ電話番号を移し、本人確認、移転承認、中央経路制御情報更新、新しいSIM有効化、旧SIM停止を順に行うピクトグラム図解
図1メール、点、クラウドデータ、アプリケーション内契約などは番号の外側に残るため、提供元ごとの移行手続を確認します。

回線切替までの五つの処理

Confirm番号と契約名義を確認

移転元の契約状態、名義、対象番号、未払い・利用制限などを確認します。

Authorize移転を承認する

one-stop連携またはMNP予約番号により、正当な番号移転要求だと確かめます。

Contract移転先で新規契約

本人確認、料金計画、端末、SIM・eSIM、支払方法、重要事項を確認します。

Route番号経路制御を更新

電話・SMSを新しい事業者ネットワークへ届けるため、事業者間情報を切り替えます。

Activate新回線を開通

新SIMで発着信・SMS・データを確認し、切替完了に伴い旧回線を解約します。

one-stopとtwo-stopは申込経路が違う

MNP one-stop(エムエヌピー・ワンストップ)は、対応する事業者間のWeb手続で移転先から申し込み、途中で移転元の重要事項確認へ連携して進めます。MNP予約番号を利用者が事前取得する必要はありません。

two-stopでは、移転元からMNP予約番号を受け取り、有効期間内に移転先へ提出します。店頭手続や未対応事業者などではtwo-stopを使います。

番号以外に残るものを先に洗い出す

事業者ドメインのメールアドレス、家族割、光回線とのセット割、点、端末分割払い、保険、コンテンツ、留守番電話メッセージは、終了・継続・別手続のいずれかになります。

銀行・SNS・認証サービスへ登録した電話番号は同じでも、SMS受信が切替中に一時停止することがあります。重要な本人確認は開通確認後に行います。

同じ端末を使うなら無線とロック条件を確認する

端末が移転先の帯域、VoLTEプロファイル、5G方式、eSIM、APNへ対応する必要があります。SIMロック解除だけで周波数対応が追加されるわけではありません。

新回線で音声発着信、SMS送受信、モバイルデータ、緊急通報条件、留守番電話、発信者番号通知を確認し、旧SIMを廃棄する前に必要情報を消去します。

解約日と開通日を自己判断で分離しない

通常は移転先の回線切替完了に伴い移転元契約が解約されます。先に旧回線を通常解約すると番号を移せない場合があります。複数回線、法人、名義変更中などは個別条件を確認します。

MNP前には、名義、one-stop対応、番号以外のサービス、端末互換性、SIM受取方法、回線停止時間、開通後の確認項目を整理します。

MNPの定義、注意点、one-stop・two-stopの現行手続と回線切替後の旧契約解約の確認資料:総務省「携帯電話・PHSの番号ポータビリティ」

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