Webとは
Web(ウェブ)は、インターネット上で文書や画像などをリンクで結び、ブラウザから閲覧できる仕組みです。正式にはWorld Wide Web(WWW)といいます。
Webはインターネットそのものではありません。インターネットが世界中のネットワークをつないでデータを運ぶ通信基盤であるのに対し、Webはその基盤を使って、ページを要求し、受け取り、リンクで移動できるようにした情報閲覧の仕組みです。
インターネットネットワーク間でデータを運ぶ共通基盤
Webを成り立たせる四つの要素
Webページが見えるまでには、少なくとも次の四つが働きます。どれか一つだけをWebと呼ぶのではなく、要求と応答をやり取りできる組み合わせ全体がWebです。
- ブラウザ
- 利用者の操作を受け、ページを要求し、受け取った内容を解釈して画面へ表示します。
- URL
- Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケーター)の略で、どの方法で、どのサーバーの、どの情報を取得するかを表します。
- HTTP/HTTPS
- Hypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)と、その通信を保護するHTTP Secure(エイチティーティーピー・セキュア)を指します。
- Webサーバー
- 要求されたページの文書、画像、処理結果などをブラウザへ返します。
ページを開くときに起きること
たとえばアドレス欄へURLを入力すると、ブラウザは接続先を調べ、WebサーバーへHTTPリクエストを送ります。サーバーは状態コードや見出し情報とともに、HTMLなどのデータをHTTPレスポンスとして返します。
URLを読み取り、必要な情報を要求
1HTTPSリクエスト→
←HTTPSレスポンス2
HTML・画像・処理結果などを返す
リンクがWebを「網」にする
Webの特徴は、ページ内のハイパーリンクから別のページや同じページ内の位置へ移動できることです。文書がリンクによって網の目のようにつながるため、「くもの巣」を意味するWebという名前が使われています。
ただし、リンク先のページが同じWebサイトにあるとは限りません。別の運営者や別の国のサーバーで公開されたページへも、URLを指定すれば移動できます。
Webページは一つのファイルとは限らない
静的なページではHTMLファイルが中心になりますが、ニュース、通販、SNSなどでは、サーバーがデータベースの内容や利用者の状態をもとに、その都度HTMLやデータを生成することがあります。画面の一部だけをJavaScriptが更新する場合もあります。
そのため、ブラウザの画面に一つのページが見えていても、通信上は複数のサーバーから取得した文書、画像、フォント、動画、広告などが組み合わされていることがあります。
WebとHTTPの確認資料:W3C「Architecture of the World Wide Web」、RFC 9110「HTTP Semantics」