用語辞典・インターネット全般

ハイパーリンク

ハイパーリンクとは

ハイパーリンクは、Webページや文書から別の場所へ移動できるよう、URLを関連付けた参照です。一般には短く「リンク」と呼ばれ、文字、画像、ボタンのような見た目から別ページや同じページ内の位置を開けます。

画面に見えるリンク文字と、実際に参照するURLは別の情報です。「公式サイト」と表示されていても、その文字だけでは移動先が本当に公式ドメインか判断できません。

リンクがWebをつなぐ

ハイパーリンクにより、利用者はWebサイトのメニューを移動でき、本文中の出典や関連情報をたどれます。検索エンジンのクローラーも、既知ページのリンクから新しいURLを発見することがあります。

リンク先は同じサイト内である必要はありません。運営者、サーバー、国が異なるページへも参照を作れます。文書同士を保存場所から独立して結べることが、World Wide Webの「網」を形作っています。

移動先によるリンクの種類

別ページへのリンク
絶対URLまたは相対URLで別のWebページを示します。同じタブか新しいタブかは、文書の指定や利用者の操作によって変わります。
ページ内リンク
#chapter-2のようなフラグメントを使い、同じ文書内の見出しなどへ表示位置を移します。
ダウンロード
リンク先の資源をページとして表示する代わりに、ファイルとして保存する動作を促す指定があります。実際の処理はブラウザや応答内容にも左右されます。
別アプリへ渡すリンク
mailto:tel:などを使い、メール作成や電話など、対応するアプリへ処理を渡す場合があります。

絶対リンクと相対リンク

リンク文字は移動先の内容を伝える

「こちら」「詳しく」だけでは、リンクだけを拾い読みした人や読み上げ機能を使う人が移動先を判断しにくくなります。「DNSの仕組みを読む」のように、リンク文字だけでも目的が分かる表現が適しています。

新しいタブを開く、PDFをダウンロードする、外部サイトへ移動するなど、通常のページ移動と異なる動作が重要なら、リンクの近くで伝えます。見た目だけをボタンにしても、リンクであることや目的が分からなければ操作しにくくなります。

リンク先を安全に確認する

フィッシングでは、画面上のリンク文字やボタンを本物らしく見せ、異なるURLへ誘導することがあります。パソコンではリンクへポインターを重ねる、スマートフォンでは長押しするなどして、移動前にURLを確認できる場合があります。

短縮URLや複雑な転送では、最終的な接続先が文字だけで分かりにくい場合があります。ログイン、支払い、個人情報入力へ進む前には、移動後のアドレス欄でドメイン名を再確認します。

リンク切れが起きる理由

リンク先ページの削除、URL変更、相対リンクの基準変更、入力間違い、閲覧権限などにより、リンクは開けなくなります。リンク文字が文書内に残っていても、参照先が永続する保証はありません。

サイト運営者は、ページを移動したときに適切な転送を設定し、内部リンクを更新します。利用者側では、リンク切れを「インターネット全体の故障」とせず、サイトのトップや検索から移動先を探し直します。

仕様の確認資料:WHATWG HTML Standard「Links」

関連用語