プレフィックス長とは
プレフィックス長は、IPアドレスの先頭から何ビットをネットワーク部分として扱うかを、斜線の後ろの数で示した値です。英語ではprefix length(プレフィックス・レングス)と呼びます。
プレフィックス長は、IPアドレスの先頭から何ビットをネットワーク部分として扱うかを、斜線の後ろの数で示した値です。
たとえば192.0.2.0/24の/24は、32ビットあるIPv4アドレスのうち、先頭24ビットを共通のネットワーク部分として読む、という指示です。残る8ビットが、その範囲内のアドレスを区別します。斜線の数は端末の台数ではなく、先頭から固定して読むビット数です。

IPv4では0から32、IPv6では0から128
IPv4アドレスは32ビットなので、プレフィックス長は/0から/32までです。/0は先頭ビットを一つも固定せずIPv4全体に一致し、/32は32ビットすべてを固定して一つのIPv4アドレスを示します。
IPv6アドレスは128ビットなので、範囲は/0から/128です。家庭や組織の一つのLANでは/64が広く使われますが、「IPv6のプレフィックスは必ず/64」という意味ではありません。経路集約や割り当てには、用途に応じた別の長さも使われます。
値が大きいほど、表す範囲は狭い
/16先頭16ビットを固定残り16ビット。表すアドレスは65,536個。
/24先頭24ビットを固定残り8ビット。表すアドレスは256個。
/28先頭28ビットを固定残り4ビット。表すアドレスは16個。
/31などには例外的な用途もあります。サブネットマスクは、同じ境界を別の形で書く
サブネットマスクは、IPv4のネットワーク部分を1、残りを0にした32ビットの値です。したがって/24と255.255.255.0は、同じ24ビットの境界を別の書き方で表しています。IPv6では、この十進数形式のマスクではなくプレフィックス長を使います。
サブネットは分けられたネットワークの範囲、プレフィックス長はその範囲を決める境界の長さです。境界だけを見ても実際のネットワーク番号は決まりません。192.0.2.0/24のように、アドレスと長さを組にして読みます。
経路選択では、長く一致する経路が優先される
ルーターの経路表に複数の候補があるときは、宛先アドレスの先頭と最も長く一致するプレフィックスを選ぶ最長プレフィックス一致が基本です。たとえば全体を表す0.0.0.0/0より、特定の範囲を表す192.0.2.0/24の方が具体的なので、後者が一致すればそちらを選びます。
仕様の確認資料:RFC 4632「Classless Inter-domain Routing」、RFC 4291「IPv6 Addressing Architecture」