オンラインサービスとは
オンラインサービス(online サービス)は、ネットワークへ接続した状態で、遠隔の機能や情報を利用するサービスの総称です。検索、Webメール、動画配信、ネット通販、オンラインバンキング、ゲーム、共同編集などが含まれます。
一つの決まった技術方式の名前ではありません。ブラウザで使うもの、専用アプリで使うもの、機器が自動的に利用するものがあり、必要なサーバーやデータの置き方もサービスごとに異なります。
クライアント画面・入力・通知利用者の操作を要求へ変える
サービス側認証・計算・判断要求に応じて処理する
データ商品・文章・履歴
外部機能決済・配送・通知
操作すると、端末とサービスの間で要求と応答が動く
商品を検索する、文章を保存する、動画を再生するなどの操作は、クライアントからサービス側への要求になります。サーバーは利用者や権限を確認し、必要なデータを読み書きして結果を返します。
サービス同士が情報を交換するときは、API(Application Programming Interface/アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と呼ばれる接続口を使う場合があります。画面に見えるサービスと、実際に処理を担当する事業者が一つとは限りません。
- アプリ本体
- 一時データ
- 通知の許可
- アカウント
- 保存した内容
- 利用履歴・設定
- 決済
- 配送
- 本人確認など
Webサイト、アプリ、クラウドとの違い
- Webサイト
- Webで提供されるページのまとまりです。情報を読むだけのサイトも、ログインして処理を行うオンラインサービスもあります。
- アプリ
- 端末上で動くソフトウェアです。単体で完結するものも、オンラインサービスのクライアントとして動くものもあります。
- クラウド
- クラウドは、共有された計算資源をネットワーク経由で必要に応じて利用する提供モデルです。オンラインサービスの裏側で使われる場合がありますが、同義ではありません。
- SaaS
- SaaS(Software as a Service/ソフトウェア・アズ・ア・サービス)は、提供者が運用するアプリケーションをネットワーク経由で利用するクラウドのサービスモデルです。
「オンライン」でも、すべての処理が遠隔とは限らない
画面描画や入力途中の処理は端末内で行い、保存や共有だけをサーバーへ任せる設計もあります。反対に、入力のたびにサーバーへ問い合わせる設計もあります。通信が切れたときにどこまで使えるかは、サービスの作り方によって異なります。
同期機能では、端末側とサービス側のデータが後からそろうことがあります。オフライン中の編集が自動的に反映されるのか、競合した内容がどう扱われるのかは、利用前に確認が必要です。
利用前に確認する境界
運営者、利用料金、保存されるデータ、共有範囲、退会方法、障害時の連絡先を確認します。重要なデータは、一つのサービスだけへ置いた状態をバックアップと考えず、必要に応じて別の場所へ書き出せるかも確かめます。
URLやアプリ名が似ていても、同じ運営者とは限りません。ログインや支払いの前に、接続先、配布元、権限要求を確認します。
仕組みの確認資料:RFC 9110「HTTP Semantics」、NIST SP 800-145「The NIST Definition of Cloud Computing」