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IEEE

IEEEとは

IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers/インスティテュート・オブ・エレクトリカル・アンド・エレクトロニクス・エンジニアズ/アイトリプルイー)は、通信、電気、電子、コンピューターなどの技術標準を策定する専門家組織です。

学会・専門家協会として論文、会議、教育、専門コミュニティを運営し、その中のIEEE Standards Association(IEEE SA/アイトリプルイー・スタンダーズ・アソシエーション)が標準開発を支えます。

IEEEはWi-Fiだけの団体ではありません。またIEEEが標準を発行することと、製品が相互接続認証を取得することは別です。

電気・電子・通信・コンピューターの専門家が技術仕様へ合意するプロジェクト承認、草案、投票、コメント解決、承認、定期改訂を巡回する
研究者と技術者が回路、無線、ネットワークスイッチ、アクセスポイント、半導体、送電設備を一冊の技術標準へまとめ、提案から投票・承認・改訂までを巡回する様子を示すピクトグラム図解
図1個別標準のワーキンググループと投票者グループが技術合意を作り、Standards Board(標準理事会)の手続きを経て出版されます。

IEEEとIEEE SAを分ける

IEEE広い専門家組織

学会、論文、会議、教育、会員活動を含みます。

IEEE SA標準化の枠組み

規則、ガバナンス、投票、承認、出版を支えます。

ワーキンググループ個別仕様を作る

プロジェクトの適用範囲に沿って草案とコメント解決を進めます。

適合性実装確認は別手続き

標準本文、試験仕様、業界認証、製品宣言を区別します。

インターネットで身近なIEEE 802

IEEE 802委員会はLAN・MAN技術を扱います。IEEE 802.3はEthernet、IEEE 802.11は無線LANの基礎標準です。フレーム、媒体アクセス制御、物理層等を定義します。

「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの認証ブランドで、IEEE 802.11規格名そのものではありません。802.11へ準拠する機能の集合と、市場向け認証プログラムを分けます。

標準ができる代表的な流れ

  1. プロジェクトを承認する目的、適用範囲、必要性、関係利害関係者をプロジェクト認可申請で定めます。
  2. ワーキンググループが草案を作る技術提案を比較し、互換性・安全性・実装可能性を検討します。
  3. 投票とコメント解決賛否だけでなく、反対理由と修正案へ応答し草案を改訂します。
  4. 標準理事会が承認する技術合意と手続き要件を満たしたかを審査します。
  5. 出版・保守する訂正文書、追補、改訂、廃止を通じて標準を維持します。

合意は全員一致ではない

IEEE SAの標準開発は、異なる利害の参加者が公平な手続きで技術的反対を検討する合意形成手続きです。投票には承認条件があり、反対票のコメントを無視して単純多数で押し切る仕組みではありません。

参加モデルには個人参加型と組織参加型があり、プロジェクトによって構成が違います。企業の規模ではなく、定められた投票・均衡・異議申し立て規則に従います。

基本規格・追補・改訂

基本規格へ機能を追加するamendment(アメンドメント/追補)、誤りを直す訂正文書、内容を統合して更新する改訂があります。製品説明に古い追補名が残っていても、後の統合版へ取り込まれている場合があります。

番号だけでなく版の発行年、追補、訂正文書を確認します。802.11という系列名だけでは、無線帯域、データレート、セキュリティ要件を一意に決められません。

標準準拠と認証

標準は実装すべきインターフェースや動作を定めます。製品が準拠を名乗る方法、第三者試験、相互接続認証、規制適合は別の制度です。IEEEがすべての対応製品を試験して承認するとは限りません。

互換性は任意機能、プロファイル、バージョン、設定でも変わります。「同じIEEE番号対応」だけでなく、必要機能と認証プログラムを確認します。

IEEEは広い専門家組織で、IEEE SAが合意に基づく標準開発を支えます。802.3・802.11等の標準本文、版と追補、製品認証、実装機能を分けて読みます。

IEEE SAの役割・consensus標準:IEEE Standards Association「About Us」/発行標準の検索:IEEE SA Standards

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